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2児の母をしておりますえみママと申します!
えみママの長男くんは発達障害があり、現在小学校3年生です。
「発達障害と診断されるまで~前編~」
「発達障害と診断されるまで~中編~」
今回の記事では、入学後に起きた様々な課題、放課後等デイサービスについて、発達障害と診断されるまでをまとめていきたいと思います!
この記事で伝えたいこと
1.普通級に入って困ったこと
2.放課後等デイサービスとは
3.発達障害の診断を受けたきっかけ
※この記事の内容は、えみママの長男くんのケース、住む地域での内容になります。お子さんの個性も違えば、地域、支援体制も異なりますので、参考までにお読みいただけると幸いです。
~発達障害に苦しむお子さんや、パパママが自信にあふれて過ごせますように~
いざ入学!そして戦いの日々
小学校に入学すると、幼稚園・保育園とは異なり、子どもがある程度は自立して身辺整理や集団行動ができないと、困ることが多くなっていきます。
入学後、分かってはいたものの、早速たくさんの課題が出てきました。「忘れ物が多い」「集団での指示が入りにくい」などです。
具体的に
・日々のルーティンの行動がなかなか定着しない。(給食セットを持ち帰り忘れる、上履きを週末持ち帰り忘れる、体育着から私服に着替えた後にハンカチケースを付け忘れる、連絡帳の書き写し忘れなど)
・先生がクラス全体に流した指示を、すぐ行動に移せない。(周囲は取り掛かれている行動に、ついていけない時がある)
⇒これらの行動の裏には、廊下の物音が気になったり、教室の掲示物に気を取られたり、他に色々考え事をしていることがあると考えられます。
・他にも、次の行動に向けて頭がいっぱいになり、目の前の作業が適当になることもあります。
そのため、毎日のように担任の先生から「~ができていない」などの連絡を受けていました。
そんな中、子どもの発達支援を専門とする、「LITALICOジュニア」という教育機関を知り、アセスメント・ペアレントトレーニング・1か月間のみの授業を受けました。
これがかなり高額だったため、1か月で終了しましたが、本来は9か月間通うのが基本のようです。
※現在アセスメントパックは税込み49,500円、授業料月4回で88,000円ほど(パーソナルコースの場合)
LITALICOジュニアで受けたアセスメントで、長男くんの感覚の特徴、現在の困りごとについて、以下の結果を聞くことができました。
・感覚探求が強く、自ら刺激を入れる行為が目立つ。不注意であったり、忘れ物に繋がっている。
・また情報に対する許容量が多く、刺激で満たされないと不快感を感じるため、落ち着きないように見える。
・視覚・聴覚の過敏性が強く、視聴覚の情報量が多いと落ち着きがなくなってしまう。
LITALICOジュニアでは、子どもの困りごとについて、感覚の特性にフォーカスを当てて、どのように対応していけば良いか、非常に丁寧に見ていただけました。発達障害への理解のある教育機関だけあって、すごくホッとしたことを思い出します。
高額すぎて我が家は通塾を継続できませんでしたが、通っていたことは長男くんと関わるうえでの糧となっています!
※ご参考までに。⇒「LITALICOジュニアの公式サイトはこちら」
根気よく、LITALICOジュニアで教わった内容を取り入れながら長男くんと関わるのですが、学校生活が見えない以上、集団生活でタイムリーな関りができることはなく、なかなか「忘れ物」「集団での指示の入りにくさ」などの解決には至りませんでした。
そうこうしているうちに、あっという間に1年生が終わる頃に。担任より、「一度児童精神科に相談してはどうか」と声がかかり、受診の検討を進めるのでした。
児童精神科の受診
これまでの経過・心理検査の結果をまとめ、いざ受診へ。
改めて長男くんの診察をしてもらい、医師からは、「通常級で問題ない。」との言葉が。
しかし、長男くんの特性として体の多動はないものの注意散漫が目立つとのことでした。
ここで医師より、物事を順序だてて行動しやすくするためにお薬を試しましょうと、内服が処方されることになりました。
この薬は、2週間ほどかけてじわじわと効果が出るようで、効果も気づきにくいと言われているようです。
薬を飲むこと、LITALICOジュニアで教わった関りを行うことを実践しながら、様子を見ていきました。
放課後等デイサービスとの出会い

発達障害のお子さんを育てるママ友さんから、偶然にも放課後等デイサービスについて教えてもらえる機会がありました!
放課後等デイサービスとは?
障害のある児童(小・中・高校生)が放課後に通うことができる施設です。生活力向上を目指し、施設によっては親が送迎し、授業を受ける形式で学習をしたり運動発達プログラムなどをメインに行う施設と、学童のように預かってもらいながら、生活の中で療育を実践してくれる施設などに分かれている印象です。
費用については、原則1割負担。自己負担分の中からも、所得に応じて上限が決まっています。(最高で37,200円)
これらのサービスを受けるには、施設に通えるための証である、「受給者証」の取得が必要になってきます。
受給者証とは?
福祉サービスを利用するための証明書。受給者証には様々な種類がありますが、児童発達支援や放課後等デイサービスを利用するには、「通所受給者証」が必要になります。申請は市区町村の窓口で行います。
早速窓口へ相談すると、受給者証申請に必要な書類(支給申請書・障害児支援利用計画書)と、地域の放課後等デイサービスの一覧表が届きました。
書類とホームページ上で一番好印象だった施設を見学すると、その環境の良さに一目惚れ!学校からの送迎もあり、安心して通わせられると思いました。他は見学せずに、契約の方向で検討することにしました。
そして、残るは病院で診察を受け、医師の意見書をいただくというミッションのみです。
医師の意見書

早速医師へ、放課後等デイサービスについて相談。
ここで放課後等デイサービスは不適応との判断があると通えないだけあって、ドキドキしていましたが…。
「いいですね!行ってみると楽しく過ごせるかもしれませんよ!」
と、意外にもあっけなくその場で意見書を書いてもらえました。
そこには下記内容が記載されていました。
病名:注意欠陥多動障害・広汎性発達障害
①WISCの結果を受けての本人の特徴や現在の困りごと
②指示理解や人との関りの練習として、療育や放課後等デイサービスが必要であること
ここで初めて、病名という形で診断を受けました。実際は薬処方の時点で診断はついていたと思いますが、診断名は告げられていませんでした。
病名の記載はありますが、医師曰く、発達障害は病気ではない。そのお子さんの特性です。と説明がありました。
まとめ
①普通級に行った長男くんは、「忘れ物」や「集団での指示理解ができない」などの行動が目立った。
②放課後等デイサービスは、受給者証を申請すれば利用ができる。受給者証申請には、医師の意見書も必要。自己負担額を少なく、療育を受けることができる。授業をしてくれるタイプの施設や、学童のようにお預かりをしてくれるタイプの施設がある。
③受給者証申請に必要であるため、発達障害の診断を受けた。
これまで3回に分けて、発達障害と診断されるまでを振り返らせていただきました。
たくさんの支援を受けながら、今でも笑いあり涙ありの成長を遂げてくれている長男くん。そんな発達に凹凸のある長男くんとの日々はえみママ一家の彩りとなっています♪
お読み下さり、ありがとうございました♪


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